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過去の嫌なことを思い出してしまう時の対処法3つ

嫌な記憶・思い出に、心が乱される

過去の嫌な思い出

何かの拍子に嫌な思い出が出てきて、思い出しては嫌な感情を繰り返し反芻してしまう。といったご相談を、お客様から受けました。

これって、よくあることです。

私も、ちょっとした隙間時間とか、または関連するような景色を見た時など「これ、今、思い出す必要ある?」みたいなことを思い出しては、その時の感情がぶわーーって出てきて苦しくなることってあります。

しかも、良い思い出よりも、悪い(と自分が思っている)思い出のほうが鮮明だったりするんですよね。

悪い思い出のほうが脳の機能として定着しやすいっていうのもありますが(※危機回避のため)、自分の中で納得しずらい出来事だったので何度も考えてしまうってこともあります。

何故、嫌な記憶は残りやすいのか


以前、嫌な気分になる事を、つい考えてしまうのはなぜ?という事をブログに書きました。

ぐるぐると同じことを考えてしまう時

こちらの記事では、人が苦痛を感じることを考えやすいのは、ホルモンの作用もあるということを説明しています。一種の快感であると、脳が錯覚するのですね。

あと、脳の機能として、同じことを何度も考えると、その情報を引き出しやすくするという機能があります。記憶の定着・強化です。

しかも、嫌な記憶を反芻することが続くと、少しのきっかけで、芋づる式に嫌な記憶に関連することが出てきやすくなるんです。そうなると感情が暴走しやすくなります。

なので、これを意識的に断つということが必要になってきます。

嫌な思い出が出て、嫌な感情と結びついてぶわーーって色々と不快なことを感じる前に、下記の意識の転換を行う事で、記憶の強化を防ぎます。

やり方ですが、私は、お客様には、よく呼吸法を使った方法をお伝えしています。が、文字では伝えにくいので、今回は別の方法を書きますね。

何かの拍子に嫌な思い出・記憶が出てきた時の対処法


(いくつか書くので、自分がやりやすい方法をしてください)

方法その①
頭の中で、その出来事自体を写真にして、びりびりに破いて捨てる。燃やしても良い。

方法その②
頭の中で、その出来事自体を白い皿に転写して、壁や地面にたたきつけて粉々に砕く。

方法その③
頭の中で、その時の記憶を丸いボール状にして、宇宙の彼方まで飛ばす。

などなど。上記の3パターンがイメージしやすく、やりやすいかと思います。

で、飛ばしたり砕いた後は、これが大事なのですが!

目の前の事に集中する!!

ひたすら目の前のことだけを見ます。頭の中で別の風景を広げない!!
嫌な思い出・記憶に取り込まれそうになったら、頭のスイッチの切り替えを自分で意識的にやるのです。

こんなので? って思われるかもしれませんが、繰り返しやっていると、本当に記憶って出てきにくくなります。

あとは、「本当に、これマジでいらん記憶だ!」って、切る勇気も少し必要ですね。ホルモンの作用で、切るのが惜しいという錯覚も起こるのですが、それはあくまで錯覚です。自分を痛めつけるような記憶の反芻は必要ありません。

さいごに


思い出したくないようなことを思い出すときの対処法。いかがでしたでしょうか。こんなことで出来るの?って思われるかもしれませんが、何度もやり続けると、確かに効果は感じます。やってみてくださいね。

ただし、上記の対処法は、軽度のものに対しての対処です。

トラウマになるような無意識の領域に入り込んだ記憶は、また別ですので、「上記の方法をやってみたけれど、できない!」って、しんどくならないでくださいね。

自分では、なかなか過去のことから抜けられない。
そんなときは迷わずご相談ください。

※参考記事↓
事故・心・暴力のショックは何故体に残るのか 
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