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お悩み相談・母親との折り合いについて

お悩み相談室「言葉の贈り物」コラム

こちらは、相談者様からのお悩みをお聞きした恵美オーナーが、相談者様の状態をリーディングし、御自身が望むほうへいくにはどうしたらいいかということをベースにお答えしていく、お悩み相談コラムです。
申し込み方法など詳しくはコチラです。


  ご相談者様からの相談内容  


母の事です。

母は5人姉妹の長女。
明治生まれの祖父(本人の実父)には稼業を継ぐ人間として育てられ、やりたかった勉学もそこそこに自営業を継ぎ、結婚も見合い。
でも、叔母(妹)たちは短大に行ったり車も買ってもらったりしていたそうで、その扱いの違いをずっと恨んでいたようです。

そんな祖父もずいぶん前に鬼籍に入り、母もなんだかんだ言って80歳を超えました。
田舎特有の、封建的な考えを引き摺っている母に対して私も前までは不満や怒りを覚えていたのですが、もう高齢なんだし、あれこれ言っても仕方無い…と思っていました。

ところがつい先日、社会人になった孫(私の姉の子ども)に
「自分で働いたお金でもそんなにオシャレしなくて良い、オトコが寄ってくるような美人になろうとしなくて良い、不細工なくらいで丁度良い」的な事を直接言っていて驚いてしまいました。

しばらくして、これは母のコンプレックスの塊の裏返し的な発言だったんだろうなと気付きました。
ついでに、私が社会人になった頃も同じような心境だったんだろうなあと思ってしまいまして。

やっぱり、恨みや後悔って80を過ぎても残るんだ…と思ったら、母への複雑な思いが蘇りそうで。
ちょっと、この気持ちにどう折り合いをつけていったら良いかとモヤッとしています。(50代・女性)


  恵美オーナーより  


ご相談をありがとうございます。
お母さまへの気持ちへの折り合いについてですね。

文章を読んでいる間に、お母さまは意に沿わない封建的な価値観の中で、必死に生きてこられたのだなということが伝わってきました。そして、そんなお母さまのお気持ちに、共感とまではいかなくても理解はしようという、あなたの寄り添うお気持ちも伝わってきました。

まず、モヤモヤの原因をみさせていただきました。

今、一番モヤっとしているのは、お母さまの変わらない価値観と頑固さに対してのようですね。

母親との間にある思いでの相談で多いのは、母からの価値観の押しつけに反抗する罪悪感と、期待に沿えない自己否定が繰り返し沸き上がるものが多いのですけれど、あなたの中には、そういったものが見えてこないです。

おそらくですけれど、あなたは、思春期頃には自分なりの社会のありようがわかっておられて、お母さまとの価値観の違いに、ある程度の諦めを持たれていたのだなと感じます。

ただ、親は子供にこうあって欲しいという自分の思いを持ちますし、実際に色々とお母さまからも言われて辟易したことも多々おありなんでしょうね。

今回の姪っ子さんに対する言葉を聞いて、その当時の自分の思いと重なる部分が感情としてよみがえったのだろうと思います。そしてお母さまの変わらない価値観に対してモヤモヤとされています。

さて、ご相談の「気持ちの折り合いのつけ方」についてですが、お母さまに心の中でいいので「幸せになっていいんだよ」って言ってあげてください。

これが折り合いの方法?って思われるかもしれませんが、きっと相談者様は、この言葉をお母さまに言いたいのだなと、私は感じました。

実は、ご相談の内容を読み始めた時は、もっと別の方法を予測していました。が、あなたとお母さまの関係をリーディングしていると様々な言葉の最後にこの言葉が出てきたので、これが素直なあなたの気持ちなんだろうと思います。

それに、お母さまへのこの言葉は、同時に、あなたも「幸せになっていい」とご自身への語り掛けとなっています。ですので、お母さまへの複雑な思いも、少しずつ解消されるかと思います。

あと補足ですが、母親の価値観に子供は多かれ少なかれ振り回されますが、その振り回される時期も過ぎておられます。ですので、今は、ただ「幸せを願う」をシンプルに実践してみてくださいね。(お母さまに対して、無理に何か行動をする必要はないです。それは自然にしようと思った時で大丈夫です。)

回答は以上となります。
お健やかにお過ごしくださいね。


※追記※
こちらの回答を読んでくださった相談者様より、感想をいただきました。

「読んでいて、じんわり泣けました。
なので、いただいた言葉は核心をついているのだろうなと、スッと心に入りました。」

ありがとうございます。私自身、この言葉が当初の予想していたものと違っていったので、とまどっていたのですが、でも、きっとこれが本当の落としどころなんだろうなと思って、書かせていただきました。
こちらが何かのきっかけになりましたら幸いです。


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