その食事制限、本当に体に良い事ですか?
体調管理のために、食事に気を使っている方は多いですね。 それ自体は、すごく体にとって良いことだし、健康維持にもいいですね。
ただ、野菜を多めにとか、糖質を取りすぎないよう気を付けよう、などの軽めのものは良いのですが、なかには、ガチガチに決めごとを作ってしまう場合があります。 肉・魚は取らない。もしくは、○○グラムと決める。 炭水化物は一切取らない。 夜10時を過ぎたら、絶対に何も食べない。などなど。 闘病中や、ボクサーの減量のように、極端に制限をかけてしまう食事制限は待ってください!
何事もやりすぎは禁物
極端な制限は、「〇〇をしない場合は、健康になれない・なってはいけない」という自分ルールを、自分に課してしまってるのです。「○○しなければ、健康になれない」という決めごとが、心から自分のためと思えて、自分の喜びとなっている場合は良いのですが、その決めごとが、「健康のためだから」を建前に、自分が心底やりたいわけでないことの場合は、「○○しない自分はだめだ!」という呪いを自分にかけ続けている場合もあるのです。
これが何故いけないか? 極端な思考は、恐怖を体に入れてしまいます。その通りに「やらなければ。」「やれなかった。」「やりたかった。」いずれにしても、体に常に緊張感を持たせます。 そしてやれなかった際には、マイナスの事が自分に起こってしまうという思い込みがあるので、体はその通りのことを起こそうとしてしまいます。 体は実に素直に、私たちの思いを写しているのです。
食事制限や運動も良いけれど
整体に来られる妊活中の方は、食事制限や運動など、気を配っている方は多いです。 ただ、上記のように、逆に縛りとなって、自分への負担にしてしまっている場合も、往々にしてあります。 ある方は、かなりストイックに食事制限と運動をされていましたが、体は逆にカチカチのコチコチ。子宮に血が回るほどの気力もなく、冷えておいででした。 なので、もっと体が感じるままに、頭で信じる健康でなく、「食べて楽しいか。動いて気持ちいいか。」を、ちゃんと聞きながらやってくださいって、お話ししました。 そうしましたら、今まで妊活のために良い食事をしていると思いこんでいたけれど、逆にそれが自分を追い詰めていたこと。そして「好きに食べていいんだ!」ってことを、やっと思い出せたって、ご連絡いただけました。お体も緩みましたよ。 一般的に「体に良い事」と言われていることは確かにそうです。良い事です。 ただ、そこには、各々の心の動きが、抜け落ちています。 心の動きによっては、良いと言われている事も逆効果になるのだということを、知っていてくださいね。
じゃあ、好きにしていいの?
というわけで、ここまでの話の流れでいきますと、「じゃあ、好きなように過ごしたほうがいいってことだよね?」という事になりそうですが、そうでもありません。 どっちやねん!って、つっこまれそうですね(笑)
そんな目をしないで! 体と心の両輪で、私たちの個体は作られています。でも、だからといって心に良い事=体に良い事。体に良い事=心に良い事。ではないんです。お互いに、かなり深く影響しあってはいるんですけどね。 「好きだから~」って、ジャンクフードばかりを食べていたら、やっぱり体は悲鳴を上げてくるし、「体に良いから!」ってストイックな食事制限をしていても気持ちが塞がる。 要は、兼ね合いなんです。 決めごとを作るのは良いけれど、それを、ガチガチに守らないと!って、自分を縛る方が、心身には良くない影響が出ていますよ。という事です。 これって、食事制限だけの話ではありませんね。生活全般に言えます。
まとめ
「○○しなければ、健康になれない」という決めごとが、心から自分のためと思えて、自分の喜びとなっている場合はOK!! その決めごとが、「健康のためだから」を建前に、自分が心底やりたいわけでないことの場合は、NG!! それは、呪いを自分にかけ続けている場合もある。
まずは、なんでもそうですが、リラックスして出来ることが、長続きするし、体にも心にも良いですね。 自分が何がしたいのか。どうなりたいのか。 これを常に考えてみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。